飲酒運転


いつものようにスマホでニュースを見ていたら、ある事故の見出しが目に飛び込んできました。

「飲酒運転の車が小学生の女の子をはねて死亡」

胸がざわつきました。
読み進めていくと、被害にあったのは小学3年生の女の子。うちの娘と、同い年。まったく同じ学年でした。

その瞬間、画面の文字がぼやけて、なんとも言えない気持ちが込み上げてきました。

――どうしてこんなことが起きるんだろう。
――なんで、たった1人の無責任な行動が、未来ある命を奪ってしまうんだろう。

飲酒運転。
もう何年も前から「絶対にしてはいけないこと」として、社会的にも強く取り上げられてきたはずです。罰則も厳しくなったし、企業でも社員教育が徹底されている。なのに、それでもこうして命を奪う事件が、今もなお起きてしまう。

加害者は「お酒を飲んだ後に、運転代行を待つのが面倒だった」と供述していたそうです。
そんな理由で、たった一人の軽率な判断で、娘を持つ親にとっては地獄のような現実が突きつけられてしまう。読んでいて、本当に言葉が出ませんでした。

うちの娘も、ちょうどその日、友達と近所の公園まで遊びに行っていました。もし事故の現場にいたのがうちの子だったら…そう想像しただけで、全身が震えるような感覚に襲われました。

たぶん、そのご家庭もいつも通りの日常だったんだと思います。
「行ってきまーす」って笑顔で出かけて、「ただいまー」って元気に帰ってくる、そんな毎日があるはずだったのに。
一瞬で、それがすべて壊されてしまう。親として、そんな現実を受け入れるなんて到底できない。

事故のことを知ってから、なんとなく娘の顔を見るたびに胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになります。
ただ、元気に帰ってきて、くだらない話をして、ゲームの話をして、夜になったら「まだ寝たくない~」って言ってくる…そんな日常が、どれほど尊くて奇跡みたいなことか、あらためて気づかされました。

それと同時に、怒りの気持ちもこみ上げてきます。
どんな理由があったとしても、飲酒運転は「殺人につながる行為」だということを、もっと社会全体で強く意識すべきだと思う。
「ちょっとだけだから」「すぐそこだから」そんな甘い言い訳が、誰かの人生を台無しにしてしまう現実があるということを、もっと伝えていかなければならない。

自分自身も、車を運転する身として、他人事じゃありません。
今は「飲んだら乗らない」なんて当たり前だと思っているけど、「当たり前」が崩れた瞬間に、自分が加害者になる可能性もある。そう考えると、どれだけ気をつけても足りないくらいだと痛感します。

それに、飲酒運転に限らず、スマホながら運転やスピードの出しすぎなど、「ちょっとした油断」が大きな事故を生むこともある。
「自分は大丈夫」って思わないように、常に自分の運転を振り返っていこうと思います。

事故のニュースはもう見たくない。でも、それを風化させてはいけない。
だからこうして、ブログに残すことにしました。自分の備忘録として、そして小さな命のためにできることが何かあるかもしれないと考える、きっかけとして。

事故で亡くなられた女の子のご冥福を心からお祈りするとともに、ご家族の深い悲しみに少しでも寄り添えたらと思います。

そして、どうか二度とこんなことが起きませんように・・・。