保険の見直し


最近、妻とちょくちょく“家計会議”を開くようになりました。

きっかけは、まさにこのタイミングで届いた電気代の明細。
「えっ、先月より上がってる…」と妻が眉をひそめたその瞬間、なんとなく見て見ぬふりをしてきた「生活費の見直し」が始まりました。

物価はじわじわと上がっているのに、僕の給料は横ばい。
むしろ、社会保険料の増加で手取りは微減している感覚です。
スーパーに行けば、野菜も肉も以前より値上がりしてるし、外食にしてもランチで1000円超えが当たり前になりつつある。
「さすがにこのままじゃキツイかもね」と、夫婦で現実に目を向ける時間が増えてきました。

家計簿を一緒に眺めながら、光熱費や通信費の見直しをしたり、サブスクの整理をしたり。
そして、ふと妻が言ったんです。

「そういえば、保険ってちゃんと見直してる?」

……正直、ギクッとしました。

入ってる保険は、社会人になったばかりの頃に親に勧められて入ったものや、結婚したときに何となく必要そうだと思って契約したものが中心で、「今の家族構成やライフスタイルに合ってるか?」なんて、真面目に考えたことがありませんでした。

今は小学4年生の娘もいるし、もしものときに家族を守るためにも備えは必要。
でも、毎月の保険料も決して安くない。
「いざというときの安心」と引き換えに、毎月1万円、2万円と出ていく支出。
これ、本当に今の自分たちに合ってるのかな…と、見直すべき時期に来ている気がしました。

ネットで調べてみると、「保険の見直しは定期的にすべき」とか、「ライフステージに合わせて無駄をなくそう」とか、まさに今の自分たちに刺さる情報ばかり。
ただ、読めば読むほどよくわからなくなるのが“保険の罠”でもあります。

生命保険、医療保険、がん保険、就業不能保険、学資保険…
保障内容も、金額も、特約も、会社によってまちまち。
「掛け捨てがいい」「いや、積立型の方が安心」など、正反対の意見もネット上には溢れていて、余計に混乱するばかり。

「どの保険会社がいいのか、結局よく分からないね…」と妻とため息。
「比較サイトを見ても、“おすすめ1位”がサイトによって違うしね…」と、またため息。

正直、営業をかけられるのがちょっと苦手で、街中の保険ショップにもなかなか足が向きません。でもこのまま放っておいても、家計の見直しにはつながらないし、何より本当に必要な保障が備わっているのかも不安。

「ファイナンシャルプランナーに相談してみる?」という話も出ましたが、どこに相談するのが良いのか、また悩みのループに逆戻り(笑)。

今はとりあえず、保険証券を全部引っ張り出して、内容を洗い出しているところです。
いつ何のために契約したのか、正直すぐに思い出せないものもあって、「あぁ、こういうの、もっと早く整理しておくべきだったな…」と反省中です。

これを機に、家族にとって“必要十分”な保障を見直して、ムダは削っていく予定です。
ただの節約ではなく、安心もちゃんと残しながらの見直しって、やっぱり難しいですね。

というわけで今回は、「保険の見直しに頭を抱えている30代夫婦の話」でした。
もし同じような悩みを抱えている方がいたら、一緒に少しずつ見直していきましょう。

ではまた、気が向いたときに書きます。