今回は職場であったちょっとした出来事、というか、変化について書いてみようと思います。
今年の3月、僕のチームで一緒に働いていた部下がひとり退職しました。
大卒で入社して3年目、まだ若かったけど、仕事への理解も早くて本当に頼りになる存在でした。やめてしまった理由は、「今の会社では自分の成長が止まりそうだと思ったから」。納得できる気持ちもあったし、本人の未来を応援したいという思いもあり、しっかり送り出しました。
でも、正直なところ、彼がいなくなってからはチームの業務量がぐっと増えて、ここ数ヶ月はなかなかにしんどい日々でした。
そんな中、ようやく、そのポジションに新しい人が入ってきました。
今月から中途採用で配属された男性で、年齢は僕より5歳下。見た目も話し方も落ち着いていて、第一印象は「おとなしいけど、芯がありそうな人」。
まだ数日しか一緒に働いていませんが、これからいっしょに頑張っていけたらいいなと思っています。
年齢が近いからこそ、お互いに構えすぎずに付き合えるんじゃないか、という期待もあります。
部下ではあるけれど、同世代として「上下関係を越えて、いいチームワークを築けたら」というのが正直な気持ちです。
ただ、やっぱり中途で入ってくると、いろいろ大変だろうなとも思います。
新しい社風、新しい人間関係、ルールや文化の違い。
自分も転職経験があるわけではないけど、ゼロから職場に入って、最初の数ヶ月って本当に気を遣うし、緊張の連続だと思うんです。
だからこそ、できるだけ話しかけたり、気軽に相談できる雰囲気を作れたらと意識しています。
ちょっとした業務の合間に、「最近どうですか?」「何か困ってることないですか?」と声をかけたり、ランチに誘って仕事の話以外もしやすい空気を作ったり。
自分が30代になってから、「職場の空気をつくるのは、役職じゃなくて、まわりの人の心遣いだな」と思うようになりました。
もちろん、期待もしています。
これからどうチームに馴染んでいくのか、どんな強みを発揮してくれるのか。
最初から100点を求めるつもりはないし、むしろ僕自身が彼の力を引き出せるように、少しずつ距離を縮めていけたらと考えています。
自分が新人だった頃、どんなふうに先輩たちに支えられてきたかを思い出しながら、今度は自分がその立場に立つ番。
そう考えると、責任も感じるけれど、それ以上に「この先どうなるか楽しみだな」と思えています。
というわけで今回は、新しい仲間が増えて、ちょっと前向きな気持ちになったというお話でした。
まだまだ始まったばかりですが、チームにとっても自分にとっても、いい風が吹くきっかけになればいいなと思っています。
ではまた、気が向いたときに書きます。