今日は、夫婦間のコミュニケーションについて。
正直に言うと、僕はあまり喋る方じゃありません。自分では“寡黙”っていうとちょっとカッコつけすぎな気もしますが、まあ、基本的に無口なタイプです。
昔からそうなんですよね。何かを話したいっていう気持ちがあっても、言葉にするのが苦手で。頭の中では色々考えていても、それをちゃんと伝えるのが下手なんです。職場でも「もっとハッキリ言っていいんだよ」と言われることが多いくらいで、家ではなおさら、余計なことは言わないようにしてる…というか、何となく口数が減ってしまう。
でも、最近それが夫婦間のちょっとした問題になってます。
ある日、妻にこう言われました。
「なんか、最近全然しゃべってくれないよね」
「私が何か話しても、うん、とか、そうなんだ、とかしか返ってこないから、虚しくなるよ」って。
そのときは「そんなことないよ」とか「疲れてるだけだよ」って返したけど、内心はグサッときました。たしかに、家では最低限の会話しかしてないかもしれない。仕事終わって、娘を風呂に入れて、食事して、寝かしつけたらもうヘトヘト。スマホをちょっと触って、無言のまま布団に入る日も多い。
でも妻からすれば、「私と会話する余裕すらないのか」と感じてしまうんですよね。家事や育児を一緒にこなしてるとはいえ、言葉でのコミュニケーションがないと、心の距離は確実に広がっていく。
特に、うちは小3の娘がいるんですが、子どもが中心の会話ばかりになって、気づけば夫婦の会話はどんどん減っていたように思います。娘の学校の話、持ち物の確認、習い事の予定…そういうことは話すけど、「自分たち夫婦のこと」をちゃんと話す時間って、ほんとに減ってました。
この前の夜、妻がぽつりと言いました。
「私、たまには“おしゃべり”がしたいんだよね」って。
なんでもないことを話して、笑って、ツッコミ入れたり、ボヤいたり…そういう何気ない時間が欲しいんだって。
正直、僕にとっては難易度が高い。でも、わかります。僕も本当は、話したい気持ちがゼロなわけじゃない。ただ、「何を話せばいいのか」「どう切り出せばいいのか」がわからなくて黙ってしまう。気づけば、その沈黙が妻のストレスになっている。悪循環ですよね。
だから最近は、小さなことでも意識して話しかけるようにしています。
「今日の夕飯、美味しかったよ」とか、「明日の予定、どうする?」とか、ほんとに些細な一言でも、自分から発信することを意識するようになりました。
まだまだぎこちないけど、それでも妻の表情が少し柔らかくなるのを感じると、「あ、言葉ってちゃんと届くんだな」って思います。
夫婦って、長く一緒にいるほど、なんとなく察してくれるだろうとか、言わなくてもわかるでしょって思いがちだけど、やっぱり言葉にしないと伝わらないことのほうが多いですね。
というわけで今日は、寡黙な自分が最近ぶつかった“夫婦間の会話不足”について書いてみました。
もしかすると、「俺も全然しゃべってないな…」って思った方もいるかもしれません。
よかったら今日、ひとことだけでもパートナーに声かけてみてください。
思ってるより、それだけで空気が少し変わるかもしれません。
ではまた、気が向いたときに書きます。