賃貸からの脱出?


前回のブログで、家計の見直しと保険の話を書いたばかりですが、今回はその延長線上で、最近よく話題に出ている「家を買うかどうか問題」について、今の率直な気持ちを書いてみようと思います。

現在、我が家は都内の2LDKの賃貸マンションに住んでいます。
駅から近くて生活もしやすく、娘の小学校も徒歩圏内で、今のところ不満はそこまでありません。でも、家賃はそれなり。毎月15万円近くを払っていて、「これ、ずっと払い続けるのか…」と考えると、なんとも言えない気持ちになるんですよね。

先日、妻と家計の話をしていたときのこと。

「うち、今の家賃って年間180万円だよね。10年住めば1800万円…」
「それなら、ローン組んで家買った方がいいんじゃない?」

――たしかに、一理あります。

たとえば中古マンションでも、3000万円〜4000万円台の物件は探せばあるし、ローンを組めば月々の返済が今の家賃と大きく変わらないケースもある。資産として残るし、将来的に売却や住み替えの選択肢も出てくる。

最近は「団信(団体信用生命保険)付きの住宅ローン」も増えていて、もしもの時に家族に家が残るという点では、生命保険の一部代わりにもなる。それなら、今のまま毎月“住む場所にお金を消えていく生活”よりは、何かが残る方がいいのかも…なんて思うようになりました。

でも、それと同時に思うのが――

「ローンって、やっぱり重くないか?」

例えば35年ローンを組むとしたら、完済時は自分が60代半ば。
定年までに払いきれるのか?住宅価格や金利の変動、万が一の転職・収入減…。今後何が起きるか分からない中で、何千万円という借金を抱えるのは、やっぱり怖いという気持ちもあります。

あと、固定資産税、管理費、修繕積立金など、持ち家になった途端に新たな出費も出てくる。賃貸なら老朽化したら引っ越せばいいけど、持ち家はそう簡単に動けないし、修繕費も自分持ち。思っている以上に「持つことの責任」が大きい。

妻は「娘が中学生になる前くらいに、落ち着いた環境に引っ越せるといいね」と言っていて、娘も「新しいおうちって楽しそう!」と興味津々。

でも僕としては、「踏み切るには、まだちょっと決断が重い…」というのが正直なところ。
住宅ローンを組む=背負う金額の大きさに、どうしても身構えてしまいます。

今はとりあえず、物件情報をネットでチェックしたり、住宅ローンのシミュレーションを試してみたりと、情報を集めながらゆるやかに検討を進めています。
焦って決めるものではないし、「賃貸 or 購入」のどちらにもメリット・デメリットがある以上、自分たちのライフスタイルや価値観に合った選択をしたいと思っています。

というわけで今回は、家計の見直しをきっかけに浮かび上がってきた「家を買うかどうか問題」についての、今の正直な悩みを書いてみました。

同じように、賃貸に住みながら将来の住まいについて悩んでいる方、多いんじゃないでしょうか?

ではまた、気が向いたときに書きます。

,